2018年2月11日日曜日

ディスク・メディアも一期一会 その42

ラッパーのECDさんが亡くなってしまいましたね。
初めて聞いたのは「失点 In The Park」だったかな?

●ECD / 失点 In The Park



このジャケットが印象的でしたね。確か高円寺の公衆トイレに「反戦」「スペクタクル社会」と落書きされて話題になったんですよね。それをジャケットにしてしまうセンスがすごいなと思いました。

そして聞いてみると、え!これがヒップホップ??ってくらいローファイで、どっかの歌謡曲をブチ切ってループさせただけのシンプルなトラックに、都会をさまよって迷子になってしまったかのようなラップが乗っかるという、アンダーグランドという言葉がぴったりの仕上がり。

いやーもう本当にびっくりしました。

「Evil Eye」という曲の、

「今日だ面接 決めてくる採用 資格職歴 何もない男 風は冷たく 悲しい一ヶ月 いまだ成果なし二ヶ月棒に振る 思い浮かべる冷たいコンクリート じかに寝る夜のダンボール」

という部分は、転職活動中何度も頭をよぎりましたね、、、幸いダンボールは免れましたが、、。

そして、もうちょっとヒップホップっぽいアルバムという事でビックユースを買いました。


●ECD / Big Youth



このアルバムで有名な曲はなんと言ってもロンリーガールです。

https://youtu.be/KfA-7HDlWrY

当時は女子高生の援助交際とかあって、岩井俊二監督の映画「リリイ・シュシュのすべて」みたいな事が問題になっていた時です。私もその時ちょうど高校生だったので初めて聞いた時は結構リアルに感じました。


●ECD / 言うこと聞くよな奴らじゃないぞ



これはデモソングみたいな感じですね。ECDは積極的にサウンドデモとかにも参加していたみたいです。

https://youtu.be/eESfk-Jhd7k


●ECD / PRIVATE LESSON 4



これは歌謡曲のリミックスCDですね。とても中毒性があります。ヒップホップで歌謡曲というセンス!!しかもCD-Rに手書きコピー!!このローファイ感でも納得させてしまうのがECDの魅力ですかね。


●ECD / Don't Worry Be Daddy




●ECD / The Bridge - 明日に架ける橋



という訳で、亡くなってしまってからですが比較的新しいアルバムを2枚購入しました。

2枚共日常の生活を歌ったラップですが、「Don't Worry Be Daddy」の収録曲「まだ夢の中」は亡くなってしまった今聞くと胸が詰まりますね。

https://youtu.be/xUeVVLbtLFA

そして「The Bridge - 明日に架ける橋」の収録曲「NO LG」は、上で紹介した「ロンリーガール」という曲をもう歌わないよという曲。こういう事を曲にしてしまうセンスがまたいいですね。

https://youtu.be/IvXAKtNqqc0


最後にこの曲!!together forever!!

https://youtu.be/oQhNns7hSx4

ECDのラップは身につまされますね。他人事とは思えないリアリティがあり、とても痛々しいのですが、その反面、思った事を口にしていいんだ!という開放感もあります。


2018年2月4日日曜日

ディスク・メディアも一期一会 その41

ご無沙汰しています。最近自転車に乗りたいなと思いつつ体調が整わなかったり(二日酔いで)天候が悪かったりして、なかなか思うように乗れていません。なので家でゴロゴロDVDばかり見ています。

という訳で最近アニメをちょこちょこと見ています。

以前にも書いたかもしれませんが、個人的なお気に入りはなんといっても「王と鳥」ですかね。

●(監督)ポールグリモー / 王と鳥



http://www.ghibli-museum.jp/outotori/top.html

とてつもなく巨大なお城、地下街の労働者、そしてロボット!!なんかこうやって書くと前回紹介したメトロポリスと似てますね。
これの好きな所はいっぱいあるのですが、やっぱり絵がいいですね。なんかフランス絵画が漫画のように動いているんです。見れば見るほどその細かい動きとか、空間の描き方や、その背景に描かれた世界観にどんどん引き込まれていきます。そして、オリに閉じ込められたトラ達が反乱を起こす描写はフランス革命を彷彿とさせます。そいう意味で非常にメッセージ性もあるし、とてもフランス的なアニメーションだと思います。


●(監督)マイケル・デュドク・ドゥ・ヴィット / レッドタートル ある島の物語



http://red-turtle.jp

スタジオジブリがこいう作品を作ってくれたのが本当に嬉しかったんです。ただ気がついたら劇場上映終了していて、見逃してしまった自分を叱ってやりたいくらいだったのですが、今回ようやく見る事が出来ました。感想ですが、スタジオジブリだと思って期待して見に行ったら確かに期待はずれになるかもしれませんね。そいう意味で万人受けするような作品ではないかもしれません。
この作品は、描かれたことを深く考えて見るよりも、その島の世界観とか絵の質感なんかを絵画のように眺めながら楽しむのがいいのかもしれません。なので疲れた時にぼんやり眺めるにはとてもいい作品だと思います。しかし津波のシーンは圧巻です。


●(監督)レフ・アタマーノフ / 雪の女王 ≪新訳版≫



これも日本語吹き替えバージョンで何回も見ているのですが、今回新たに新訳版を買いました。
新訳版はロシア語オリジナル版という事で音楽などが吹き替えバージョンと若干違います。まぁその違いだけでDVDを買うか買うまいか悩んでいたのですが、ずっと悩んでいたので思い切って買いました。

ジブリの宣伝文句「想いーをつらぬく。」もうこの一言に集約されていますね!!さすが!!キャッチコピーを作るのがうまいです。

http://www.ghibli-museum.jp/snowqueen/intro/

でもディズニーのアニメとか見てると毎回ラストがなん腑に落ちないんですよね。ダンボとかも悪役がいかにも悪くて、それがものすごくいいのですが、ラストが結局金持ちになってめでたしめでたしで終わってしまって、まぁお金持ちになるのはいいけど、どう考えてもそこから苦難が続きそうな気がしてならない。人気が出すぎてストレスで酒飲みすぎてぶっ倒れて、結局得をするのは興行主だけなのでは??みたいな。

白雪姫も眠れる森の美女も、王子様と結婚するのはいいけど、きっと宮廷内ではいろいろな派閥とか戦争とか、もしかしたら革命とかあって、それに巻き込まれたりなんかして、どうしてもハッピーエンドに思えないんですよね。

まぁもちろんこんなの勝手な想像なのハッピーエンドならきっと末長く幸せに暮らしたんだろけど、そんなの嘘だろ!!って思ってしまう。

でも雪の女王はただ想いを貫いただけですからね。お金持ちになっても貧乏になっても、二人が分かれたとしても、想いだけは貫いてくれる!!そいう生きる強さみたいなのが伝わってくる分、見ていて爽やかな気持ちにさせてくれます。


長々と書いてしまいました。本当はマイケル・デュドク・ドゥ・ヴィットの「岸辺のふたり」とかディズニーの「わんわん物語」「ジャングル・ブック」ジブリの「風たちぬ」とか、いろいろ書きたい作品がまだまだあるのですがまた次の機会に書きたいと思います。

自分も絵を描くので、その絵が動いたら!!という想像をアニメーションは見事に現実してくれるので、やっぱりアニメは見ていて楽しいですね。

2018年1月23日火曜日

ディスク・メディアも一期一会 その40

メトロポリス完全復元版を見ました。




メトロポリスは1926年にドイツで製作されたモノクロサイレント映画で、SF映画の古典とも言われています。

メトロポリス自体は過去に何回か見ているのですが、今までの一般的なメトロポリスはだいぶシーンがカットされているらしく、今回の完全復元版では可能な限りオリジナルに近づけた作品になります。

という訳で、ウキウキしながら見た訳なのですが、いやね、もう、本当びっくりしました。

ストーリー自体はほぼ同じなのですが、カットされたシーンが復活する事により、よりひとつひとつのシーンの意味が明確になり、同じストーリーなのに全く違う印象を受けました。

ラストのシーンも今までのメトロポリスは「みんなが仲良くして行こう」みたいな感じで終わるのに対して、完全復元版だと「バラバラになってしまったものを繋ぎわせる」みたいな意味になり、確かに見ていて復刻版の方が腑に落ちる感じがしました。

メトロポリスについて気になる所は沢山あるのですが、それはまたの機会に譲るとして、

この映画、今からするとだいぶ古い映画じゃないですか、でもやっぱり魅力的なんですよね。

特に古い映画を見るとよく思うのですが、映画ってなんかその時代の空気感を閉じ込めているような感じがするんですよね。

メトロポリスもそいう空気感が閉じ込められているように思うんですよね。確かに今のCGとかで合成された映像を見慣れてしまうと、ちょっとチープというか、古臭い感じがするのですが、逆に言うとCGを使わないでこれだけのスケール感を演出できるという事は、セットや小道具にどれだけの手間暇かけて作られているのか?想像するだけでもとてつもないエネルギーというか、熱量を感じるんですよね。

労働者がエレベーターに乗って仕事場に行くシーンは今見ても息がつまるくらい重苦しくて衝撃を受けます。

https://youtu.be/on2H8Qt5fgA?t=25s

もちろん現実はこんなに単純ではありませんが、映像として単純化するからこそ浮き彫りになる事もあり、メトロポロスの映画にはそいう見所のあるシーンが随所にあり、これを作った人達の思いやその時の時代背景などを知りたくなるような、そんな興味がそそられるくらい魅力的な映画だと思います。



2018年1月7日日曜日

何を描いてるの? その27

気がついたらブログに上げていない絵がたまっていたので、一気に上げたいと思います。

実は最近柄になくインスタグラムを始めまして、、インスタ映えする写真をせっせとアップしているのです(ウソです)

実態はブログで上げてる写真が時間的に少し早く上がっているような程度なので、わざわざ見なくてもいいようなモノなのですが、合わせて見ていただけると幸いです。

https://www.instagram.com/heimenzu/?hl=ja


●お手軽な「理解」や「共感」は思考停止に結びつく、、その後 















前回の引き続きになりますが、最近訳が分からいものブームみたいなのが到来していまして、、、前にも書いたポールバーホベンの最新作「エル」から始まり、デビッド・リンチの「ツイン・ピークス」、そしてフィリップ・ドュエの「ローン・スローン」に出会い、今レーモン・ルセールの「ロクス・ソルス」を読み返した所です。

ちょっと前に「現代言語論(著:立川 健二,山田 広昭)」という本を読み、そこには人間は常に意味を求めてしまう「意味という病にとりつかれた存在である」というような事が書かれていて、そう言われると、何でも何となく意味を求めてしまうよな〜と思った分けです。

映画とか見てもこの「映画の意味は?」とか、仕事だって「この仕事意味あるの?」とかいう具合に何でも意味を求めてしまう自分が確かにいるなと思ったんですよね。

そして意味の分からない物とか理解できない物が出現すると立ち往生してしまうんですよね。でもそれでいいんじゃないか!!立ち止まっていいんじゃないか!!そんなふうに考えるようになりました。

まぁブームと言っても前から訳が分からんモノが大好きだったので、より好きになったってだけなんですけどね。


●街には壁があるのかもしれない



これは映画「ブレードランナー2049」を見て、そこに出てくる街は環境の変化で壁に覆われているんですよね。
前にも引用しましたが「パレスチナ・ガザ地区はなぜ「世界最大の監獄」になったのか?」というネットの記事と重なって、街ってなんかやっぱり壁があって、監獄みたいだよなと改めて思ったのです。


●デストピア映画のような絵



なんかデストピア映画みたいですよね。監視する機械があって、見つかると逮捕されて吸収されてしまう!大変だ!!!まさにそんな感じの絵です。


●これは何だけ??



何だかもう何を思って描いたのは忘れてしまいましたが、、、なんかボケーっとしていると脳みそ食われるぞ!!みたいな絵なのかな。


なんか最後締まりのない絵になってしまいましたが、これこそ僕らの生きる道、良い夢を、、、。

2018年1月4日木曜日

房総半島林道探検

新しい年になりましたね。

お正月休みを利用して、前から気になっていた房総半島の林道を自転車で探検してきました。

久里浜まで輪行し、フェリーに乗って房総半島へ。

そこから県道88号線を下って館山市に向かいます。

海沿いの道では富士山が綺麗に見えました。



途中佐久間ダムに寄りました。ここ、ショートカット程度に通った道だったのですが、水仙が綺麗咲いていて、思った以上にいい雰囲気でした。



県道88号線は下り基調で快適。程なくして館山市へ。

ここでランチタイム、正月でも営業していたラーメン屋に突撃。店内は混雑しておりましたが美味しくいただきました。

その後、林道に入っていきます。小松林道、南条林道、山倉林道を繋いで千倉まで走ります。



左側が林道の入り口。トトロが出てきそうです。

さらに進むと、欝蒼とした森の中に入っていきます。なんかただならぬ妖気を感じました。



途中古道の方へ歩いて登りましたが、とても欝蒼としていて迷いそうになります。不気味!!



一旦林道を抜け、水がボコボコしているダムを通り、、、



また林道へ。



しばらく走るとダート区間が出現!!



水たまりを超え、



落石注意の看板が落石で倒れてる横を走ります。



区間としては短いので、ちょうどいいスパイスとして楽しむ事が出来ました。

ダート区間を過ぎれは千倉の街へ出てきます。ここで一泊。



翌日、今度は千倉林道、畑林道を通り白浜までいきます。

千倉林道はもうジャングルの中を走っているような感じです。

一応舗装はされていますが、小枝や落ち葉が落ちているので慎重に走ります。



そしてトンネルが出現!!



中は真っ暗です。



そして竹藪の中を走ります。



この林道は走りがいがありますね。変化に富んでいて走っていて本当に楽しい道でした。写真では伝えられないくらいいい場所です。

いったん里山に出た後、今度は畑林道にまた入ります。

ここがまた今まで以上に妖気を感じる道で、しばらく進むとだんだん小枝や落ち葉でほぼ走行不可能な状態にり、、、



自転車を押しながらさらに進むと、異様な何かを感じ始めてきました、、、、それでも進むと、、、



魔界の入り口が出現!!



実はこのトンネル、ちょいちょいネットとかで見ていたので、一度行ってみたいと思っていたんです。

でもいざ来てみると、想像以上の迫力がありますね。これまでの林道と合わせて走ると、まるで秘境に来たかのように感じます。



トンネルを抜けると道は荒れ放題。



もはや木が倒れて通れない。



そこを抜けると、、



いっきに視界が明るくなり、海が見えてくれば白浜に到着。



という訳で、林道探検も終了。

最後に海鮮丼を食べて、またフェリーに乗って帰りました。

いやーー千葉の林道楽しいですね。

地図を見ると細かい道がまだまだあるみたいです。

また今度林道探検してみたいなと思い、今回の旅も無事終了。