2016年8月27日土曜日

ディスク・メディアも一期一会 その29

この前映画館で「不思議惑星キン・ザ・ザ」という作品を見に行きました。



とにかくビジアルがヘンテコリンで、しかもこれが1986年のロシア(ソ連)映画という事なので、前々から非常に気になっていたました。今回デジタル・リマスターされたという事なので特別上映中です。(公式ホームぺージ)



想像ではロシア版「未来惑星ザルドス」みたいなイメージで、難解な哲学的テーマがあるよな映画なのかなと思っていたのですが、まあ実際見てみるとキャッチコピーの「ソ連製超脱力SFムービー」という言葉が一番ぴったり当てはまるように思いました。

この映画は冒頭から終わりまで「謎の場所に放り込まれた」感じが延々と続きます。(というか実際に主人公達も謎の惑星に突然放り込まれます)

場所も分からない。

右も左も分からない。

言葉も分からない。

どうして自分達がここにいるのかも分からない。

それを見ている私たちも訳が分からない!!

そこで、まぁあっちこっち行っている間に、ちょっとづつ場所とか惑星の事とか宇宙人の事と言葉とかも分かってくるのですが、それがまぁ地球人の感覚からするとナンセンスとしか思えないような事ばかりでオドオドするんです。

でも、よく考えたら、地球上でも全く知らない人達の住んでる場所に突然放り込まれて、日本語も英語も通じない!!金もない、場所も分からない、風習も違う、そこからどうやって日本に帰ればいいのかも分からい。そんな状況になったらオドオドするしかないですよね。

そしてこの映画は終始オドオドして終わる、、、みたいな感じです。

なので多分ですが、この映画にテーマとか、意味とかを求めるよりも、謎の場所に来て、意味わかなんないけどこの星の人達なんか面白いね!!という感じで鑑賞した方が楽しめるかもしれません。異世界好きにオススメの映画です。

まだ1回しか見ていないので、本当はなんか深いテーマとかあるのかもしれませんが、初見ではそんな印象を持ちました。




クー!




2016年8月20日土曜日

ディスク・メディアも一期一会 その28

突然ですが、今まで「コンパクトディスクも一期一会」というタイトルでCDの紹介をしていくつもりでしたが、最近はDVDの方が多くなってしまい、タイトルと内容が合っていないなと思うようになりました。

という訳で「コンパクトディスクも一期一会」から「ディスク・メディアも一期一会」と曖昧な名称に変更して、CDとかDVDとか本とか映画とかライブとか展覧会とか、あとどうでもいい記事とかも全てここに分類しようなかと思っています。なので事実上の「その他」扱いだと思っていただけるといいかなと思います。


前置きが長くなりましたが、、改めて、「ディスク・メディアも一期一会 その28」

という訳で久しぶりにCDの紹介で、しかも久しぶりに棚の奥からひっぱり出してきたCD!

●Naked City(John Zorn) / Naked City



ジョン・ゾーンは、フリージャズとかフリーミュージックとか言われる即興を主体とした音楽の演奏者で、東京の高円寺にも住んでいたとか。

ネイキッド・シティはジョン・ゾーンのバンド名らいですね。(今までアルバム名かと思っていました)

音楽としては、ひとことで言うとひたすら忙しくてけたたましい音楽です。癒しは一切ナシ!!嫌いな人には最悪な音楽だと思います。

例えるならテレビのチャンネルを次から次へと変えていく時のような感覚があり、お笑いのチャンネルがあったかと思うと、次のチャンネルはメロドラマで、次のチャンネルはお料理番組で、、、また変えるといきなりドッカーンと怪獣映画が出てきたり、、、そいう次から次えと考える間もなく変化していく音楽です。

なのでよくよく聞いていると、ロックあり、モンドミュージックみたいなのあり、ヘビメタ、パンク、カントリー、ジャズと、、いろいろな音楽性があってけっこう面白いです。

しかもこれ、ちゃんと楽器で演奏しているんですよね。凄すぎる!!



ライブの映像を発見!!ボアダムスの山塚アイがひたすら叫んでいますね!!

あとアルバムの写真が気になって調べらたら、、ウィージー(WEEGEE)という写真家の作品で、しかも「ネイキッド・シティ」という写真集を出版しているので、まるまる引用していますね。

このウィージーの写真が、、まぁ死体とか交通事故とか、けっこうエグい被写体が多いのですが、なんだろう、このエグいけど見たいと思わせてしまう見世物小屋的誘惑感!!



ウィージーの写真集も欲しいですね!!

このアルバムも初めて買った時は、正直良さが分かりませんでしたね、、でも今こうやって改めて聴くと、七変化していく音楽はまるでコラージュミュージックみたいだし、アルバムはウィージー以外にも丸尾末広のイラストもあったりと、なんて刺激的なアルバムなんでしょう!!すばらーーC!!

ジョン・ゾーンはこれ1枚しか持っていないので、他のアルバムも聴いてみたいですね!!



2016年8月14日日曜日

近場の旅もいいものだ

山の日!!という事でなぜか海へ。

しかも今回は1泊2日のスペシャルライド!!行った先は、三浦半島の城ヶ島!!

城ヶ島なら輪行すれば日帰りでも十分行ける比較的「近場」な場所なのですが、そこをあえて泊りがけで行くというのもいいかなと。時間に余裕が取れますしね。



という訳で近場の三浦半島にのんびり自転車旅行してきました。


1日目は多摩サイクリングロードから第二京浜を通って横浜へ、その後は横須賀と浦賀を経由して城ヶ島へ。

まずは横浜。

海の見える丘公園でひと休み。



しかし、これどう見ても海見えないよな、、、あえて言えば埠頭の見える丘公園ですね、、、。

天気は曇りですが、自転車で走るには丁度いいですね。第二京浜も比較的走りやすかったです。

さらに自転車をすすめて横須賀でランチタイム。がっつりステーキ食べました!!軍艦が少し見えます。



そして観音崎に到着。ここまで来ると海も見えていい景色が広がります。海水浴の観光客が沢山いました!!「ザ・夏」って感じですね。



灯台の方にも行ってみました。観音崎灯台は登る事も出来て、そこから東京湾を一望できます。



風が吹いて気持ちいい。



房総半島も見えます。千葉の方も走りたいですね。



砲台跡もありました、、、古代の遺跡みたいですね。

さらに浦賀、久里浜、津久井海岸は休む事なく一気に突っ走る。

これには事情があって、、、、今回素泊まりのお宿しか予約を取る事ができず、あんまり遅くなってしまうとお店が閉店してしまい夕飯が食べれないかも!!という不安の上に私が余計な道を走って時間を消耗してしまったので、この辺は一気に突っ走らざるおえなくなってしまいました。

17時に城ヶ島に到着!!あたりはシャッターの閉まった店だらけ、ちょっと不安になる。観光客も皆んな荷物を引き下げ帰宅模様。

とにかくお店を探さなければ、、、と奥へ奥へと狭い道を進みます。

すると、、、閉店が19時まで(ラストオーダーが18時30分まで)の店が何軒かあったので一安心!!ヤッター!!

城ヶ島まで来てコンビニ飯という無残な事態は何とか回避されました。

という訳で、、、タコぶつ、サザエ、マグロと、、、ビーーーール!!!



もう最高の瞬間でしたね!!

前回来た時は自転車で日帰りだったのでビールが飲めず「ここでビールを飲んだらどれだけいいことか!」と思っていたので、今回はその願いが成就されました。

いやー本当に美味しかったです。

翌日は周辺を少し散歩。





遅めに出発しても時間的な余裕があるのがいいですね。


2日目は三浦半島から一気に逗子、江ノ島へ。そこから境川サイクリングロードを走り、座間市のひまわり畑に寄って相模大野駅でゴール。

幹線道路を走り逗子へ。

自転車で走っていると喉が乾くので野菜の直売所に売っているスイカがとても美味しそうに見える。まるまる1個はさすがに買えないので、切り売りしていないかなと、通り過ぎる度にチラチラ見たりしてました。

いっきに走って、あっという間に逗子に到着。コーヒータイムという事で、道沿いにあるコーヒー屋さんになんとなく立ち寄る。



正直アイスコーヒーなんて大抵ガッカリするので、普段は注文しないのですが暑さに負けてアイスコーヒーを注文。

飲んでみたら、、あれ、、、これ美味しいじゃない。

酸味とちょっとフルーティーな感じがして、なんかこう言うと変ですが「トマト」みたいな味がしました。初めてアイスコーヒーを美味しいと思いました。

海岸沿いを走り、江ノ島へ。海水浴場には人が沢山、夏ですね!!



江ノ島から藤沢へ行く間にパン屋さんがあったので立ち寄り、境川サイクリングロードの休憩場でランチタイム!!



そして同じく境川サイクリングロードの近くにある飯田牧場でダブル・ジェラード!!



パンはほどよい固さで噛めば噛むほど味がでてグーー!!ホットドックもピザみたいなヤツも美味しかったです!!

ジェラードは、まぁ牧場だし、それなりに美味しいんだろうなとは思っていたのですが、、、その想像を越える美味しさでした。
いろいろな味が楽しめるので、次回来る時はどの味にしようか、、、なんて考えてしまいました。

ここは人気店らしく、次から次へとお客さんがやってきます!!恐るべし飯田牧場!!

元気になった所で再スタート。次は座間市のひまわり畑へ向かいます。

境川サイクリングロードを大和市まで走り、それ以降はもうよくわからない住宅街の道を行き、、、やっぱりこの辺でちょろちょろ道に迷い、、、本当にたどり着けるの?という不安が積もり積もったあたりで、ひまわりを持って歩いている人をちょいちょい見かけるようになり「もしやこれは会場が近いのでは!」と思ったその瞬間!!田んぼの向こうに黄色い列を発見!!

ようやく座間市のひまわり畑に到着!!

関係ないけど、会場がいくつかあって時期によって変わるみたいですね、、、。







いやーーーいいですね!!もうひまわりの中を歩いているだけで元気になります。テンションマックス!!写真撮りまくりました。

ここから自走でも帰れる距離ですが、、、距離をこなすだけの味気ないライドになりそうだし、町田周辺を走るとなぜかカミさんがキレるという現象が起きるので、相模大野までオマケで走って、あとは輪行して今回の旅も無事終了。


それにしても今回は夏色の旅でしたね。海岸に沢山の人が居る光景を見ただけでも夏を感じました。そして「近場」と書きながらこんなにも楽しい旅になるとは思いませんでした。

関係ありませんが、ふりかえって見ると、今回の投稿、自転車の写真が1枚も無いですね。「本当に自転車で行ったのか!!」と突っ込みたくなります。







2016年8月8日月曜日

何を描いてるの? その11

絵を描きました!!



支配者が皆んなの力を吸い取るというデストピア的な一枚!!

まったく話は反れますが、この前「タイムマシーン80万年後の世界へ」という映画を見ました。

80万年後の人類は地上に住む楽園的なイーロイ族と、地底に住むモンスターみたいなモーロック族に分かれています。そしてモーロック族はイーロイ族を食べているという衝撃的な事実がある訳なのですが、どう見ても食べられるハズのイーロイ族の方がいい生活をしているのが不可解でなりませんでした。

そしたら原作のH・G・ウェルズの「タイムマシーン」ではイローイ族はもともと支配者階級で、モーロック族はもともと労働者階級。階級社会が極端に分かれていった結果、そのように進化していったみたいです。

つまり原作の「タイムマシーン」はデストピア小説だったんですね!なるほど!読んでみたいと思いました。




これは、本当はモンスターを描くハズでしたが、曲がり曲がってゾンビみたいになってしまいました。上半身は扉から入ろうとしていますが、下半身は扉から出ようとしています。

彼はこれから人を襲うのか?それとも襲った後なのか?

そんなことばかり考えて楽しんでいます。




これは、ロボットとセックスする絵です。

この前クローネンバーグ監督の「ビデオドローム」という映画を見ました。

テレビのモニターから唇が飛び出してくるシーンやビデオテープが急に息づいたりして、だんだん現実なのか架空なのか訳が分からなくなるんですよ。
まったく意味不明な映画なのですが、映像表現が異質で変態的なので頭の中に焼きついてしまいました。



映像をとして色々知る事が多くありますが、逆に映像があるから事実が決定してしまう事もある?みたいな。疑似体験がそのまま本当の体験になってしまう。

そいう状況ってよくよく考えてみると身の回りに沢山あるなと思ったのです。

ロボットとセックスするのは疑似体験かもしれないけど、本当は疑似体験じゃないかもしれない?という絵ですかね。書いていて混乱してきたので、この辺でやめます。

話は反れますが、「デーモンシード」という映画はロボットが女性を監禁して子供を産ませるみたいです。人間も変態ならロボットも変態ですね。見てみたい!!


なんだか映画の紹介みたいになってしまいましたが、これこそ僕らの生きる道、良い夢を、、、。